ある老騎士の話
MMORPG「ベルアイル」での日々の記録
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継承
息子から孫への継承が終わりました。
私はまだ気持ちの整理がついていないようです。
孫の門出を祝う一方で、継承の門の向こうに消えた息子を思ってくよくよしています。

継承の門

朝まだき、息子は人目を忍ぶようにして神殿街に向かいました。
継承の際には見送らせてね、と言ってくれた人には申し訳ない。
「湿っぽくなるのも厭だし、かといって、笑ってまたは事務的に門をくぐれる自信もないから」と、息子は一人で旅立つことを決めていました。

初代の私が息子に魂を分け与えた際は、純然たる喜びだけがありました。
家族が増えること、可能性と希望を詰め込んだ小さな命の誕生は、祝うべきこと以外の何物でもありませんでした。
でも今回はそうじゃない。
息子は孫にたった一つの魂を譲り渡し、この世界からいなくなることになります。
しかしとうに覚悟はできていた息子は、躊躇することなく光の中へ踏み込みました。
そして間もなく、息子の血と魂を受け継ぐ子が現れました。

門出

トロニエ家の三代目に、息子はハガノと名付けました。
いくつか名前の候補があったうち、カルガレオン風のつづりに決めたと言っていました。
アドロニクス殿に騎士の心得を学んだあの子らしい。
※カルガのNPCが古代ローマ風というか、ラテン語の人名が多いので。

手紙

孫は息子からの手紙を受け取っていました。
継承後のスキル戻しに困らないようにと、銘入りの剣や斧や槍を揃えていたのは知っていましたが、いつの間にこんなものを用意していたのでしょう。
息子がちゃんと親らしいことをしていたことに感激する半面、爺は「私には何か遺言はないのか」と少々恨めしくも思ってしまいました。

さようなら、息子。今までありがとう。
孫のことは私が責任もって面倒見ます。


以下、追記は中の人視点で、継承の間でのできごと。
2度目の継承がまだの人にはネタばれ注意。


なんというか、中の人は結構キャラクターへの感情移入が強いもので、身内には前々から、「初めて継承でキャラが消えるときにはきっと泣く」と言われていました。

予想通りだったよ!!!!!








継承の間に入るのは2度目だし、限界突破する項目や3代目の容姿を決めるとこまでは平気だと思ってたんだが、その前の女神の問いかけで既にやばかった。

女神の問い1
女神の問い2
覚悟の時

これは初代にはなかった問いかけですよ…お前の命と引き換えになるけどいいのか、と聞かれてる訳ですよ。
なんかこう、「アルドリアン」としてはとうに腹も決まってて、落ち着いて頷いているんだけど、
実際はモニタにはキャラの後ろ姿しか写ってないから、ついその表情を想像してしまった時に、キャラを外側から見ている自分あるいはダンクヴァルトの視点になってしまってさ…
そんで、アルドリアンは落ち着いているもんだから、それが切ないというか、腹立つというか、お前何落ち着きはらってんだ、という気分に…
何この一人芝居?

それでも今更取り消す気もありませんしね、孫にだって人生がある。
このまま継承の門の中で無駄に放置しておくわけにもいかない。
ということで、またアルドリアン視点に戻って女神の最後の問いかけにも頷き、魂を譲り渡す時がやってきます。

父から

光は一つだけ。

子へ

たった一つの魂が、こうしてハガノに受け継がれました。

あとはほんと余談ですが、開始当初のRPの方向性が「騎士」だったので、品行方正な感じにキャラを作ってきましたが(そうか?)、ハガノはなんか幼児期の反抗期のイメージが強烈だったので、ちょっと路線を変えてみました。
それと、やっぱり動揺してたみたいで、身長を伸ばすのを忘れてました。
アルドリアンは一段階大きくしてたし、奥さんも背の高い人だったので、その子は当然大きくするつもりだったのになー。
学校の受付に並んでいる同年代の女子に身長負けてたりして、ちょっと凹んでいますよ。
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テーマ:新ベルアイル - ジャンル:オンラインゲーム

コメント

はじめまして。まめぞーと申します。
いつも楽しく拝見させていただいております。

キャラをとても愛されているようで、継承での想いというものが伝わってまいりました。
自分が愛し、育てたキャラが消えてしまうのはものすごく寂しいですよね。
私も初代がいなくなったときは涙が出ました。
私もブログを書いているのですが、その継承の想いはキャラに物語を作ってやって昇華しないと
旅立たせることはできないし、新たなキャラを迎えることはできませんでした。
そうしたtronjeさんの想いが今日のエントリーから伝わってきて、すごく良かったです。

私ももう8代目ですが、今までのキャラも門の向こうで元気にやってくれていると思ってます。
「アルドリアン」さんも、お孫さんの活躍を見守ってくれていますよ、きっと。
[2009/11/24 22:26] URL | まめぞー #- [ 編集 ]

継承おめでとうございます!
きっと凛々しいアルさんの事だから、
覚悟と決意を静かに湛えて
一人で旅立たれるんだろうなと思ってました。

自ら終わりの時を選び、門をくぐる彼ら。
システムと言ってしまえばそれまでですが、
そこに生きた彼らの強さと心境を想像すると
まだ二代目がばりばり現役だというのに泣けてきます…!
一人芝居じゃないよ、わかるよちょーわかるよ…!
不思議と二代目は初代よりも「わが子」という感覚が強いのも、
なんだかすごく分かります…!

ハガノくんは、何だかやんちゃそうっ(*゚ー゚*)
お父さんの能力を余すことなく受け継いだ彼が、
樹上世界を駆け巡るのはもう遠くないですね!
アルさんもダンおじいちゃまもハガノくんも、
みんな幸あれ!ヽ(´▽`)ノ
[2009/11/25 00:07] URL | 信太 #Yg.wqwes [ 編集 ]

コメントありがとうございます
>まめぞーさん
初めまして。まめぞーさんが拙ブログを読んでくださっていたとは驚きました。
しかもたいへん温かいお言葉を頂き恐縮です。
継承システムはベルアイルというゲームの最大の特色の一つですし、私もそこに惹かれた部分もあるのですが、実際に経験するとこんなに切ないものかと思いました。
孫も継承から数日たって、行動範囲も大分広がってきましたが、「この辺りでは○○に気をつけよう」とか「あそこのハガネ岩では××がとれるんだったな」とかいう記憶こそ、いなくなったキャラの加護みたいなものかな、と思うようになりました。

>信太さん
ちょーわかってくれて嬉しいですよ!
ていうかネタばれ大丈夫ですか2代目。注意書きは主に信太さんに向けて書いたのですが…ちょっと前に某御兄弟の継承に立ち会っていらしたし、内容自体は御存じでしたかな。

信太さんのイメージの中では、息子は随分かっこいいことになっているようで…情けないエピソードの数々は故人の名誉のために封印しておくべきか。
ハガノは着々と無口な子に育っています。
会話どころか継承してからまだ一度もギルメンに会ってないという…
[2009/11/25 21:05] URL | tronje #- [ 編集 ]


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